行政書士の選び方

新潟県建設業許可申請決算変更届経審をお考えの皆様をサポートしております。新潟県建設業許可申請サポートセンター(トラスト行政書士事務所)代表の関です。

 

同業行政書士の建設業許可のHPを見ていると

「こんな行政書士に依頼するな」ということが書かれています。

①経験不足

②建設業許可専門ではない

③自宅事務所

④補助者が中心に業務を行っている

等々

新社会人・新入社員のイラスト「男性社員」

 

少し思うところがあり

一つずつ検証してみます

①経験不足 

確かに依頼する立場から考えると多くの実績がある行政書士の方が安心です。依頼を

問題なく進めてくれる可能性も高いでしょう。

では、経験不足ではない行政書士とは・・

例外なく誰でも行政書士に登録したての時期が必ずあります。その時点で、経験豊富

な行政書士事務所での補助者等の経験がない人には頼むべきではないのでしょうか?

「経験不足の行政書士に頼むな」と言っているベテラン行政書士も過去に経験がない

時期があり、その時期に依頼してくれたお客様がいたから今の「実務経験」があるは

ずです。過去のご自身を否定されるのでしょうか。

建設業許可申請は、正直それほど難易度の高い業務ではありません。経験がない行政書

士でも調べながら無事完了させることは十分可能です。

ベテランでも仕事が遅かったり、態度が悪い人もいますので「経験不足の行政書士に依

頼するな」は、必ずしも正解ではないと思います。

 

②建設業許可専門ではない

これも建設業許可を専門にやっている行政書士と建設業許可の他に複数の取扱業務があ

る行政書士どちらがよいかということでしょうが、「取扱業務が多い=一つ一つの業務

が疎か」であればその通りですが、地方では一つの業務で事務所経営をすることは難し

い場合もあり、ほぼ複数業務を取り扱っていると思います。

複数の業務を取り扱っているが全ての業務をしっかり行う行政書士に依頼しても全く問

題ないのではないでしょうか。

 

③自宅事務所

これも全く業務の遂行と関係ありません。自宅事務所であろうと素早く正確に業務を行っ

ているのであれば全く問題ないと思います。

 

④補助者が中心に業務を行っている

全く意味が分かりません。業務量が多く本職が事務処理をする余裕がない等その事務所の

事情で補助者が中心に業務を行っている事務所は多くあると思います。建設業法は行政書

士の試験科目ではないですし、補助者でも建設業法に精通している人もいます(もちろん

行政書士が業務内容、進捗状況を把握していることが前提ですが)。

 

実務経験のない行政書士でもこれから立派に成長する方がいるはずです。経験のない行政

書士でも人として素晴らしい方にはどんどん依頼してください。

 

他にベテランの先生方のHPの記載で気になるところは(私もベテランの部類に入ると思い

ますが・・)、

①他で断られた案件でもご相談ください

経験不足で単に要件を見落としているケースもあるかもしれませんが、そのようなケースは

稀だと思われます。

実際私も数件、他の行政書士の先生が他の方法で代替できる要件を見落としたというケース

に遭遇したことがあります。

しかし、建設業許可の要件は、それほど難しいものではなく、相談を受けた行政書士が下し

た判断は正しいことの方が多いと思います。しかし、虚偽、裏技的な手法でしかできないよ

うな案件まで「できます」というのは非常に危険だと感じます(前職からの虚偽の証明書や

実体のない住民票の移動等)。

 

②返金保証、成功報酬

何度も申し上げますが、建設業許可申請はそれほど難易度の高い業務ではありません。行政

書士が「取得できる」と判断して申請し受理された以上、形式的に要件を満たしているはず

です。

その後、許可されなかった場合とは、「虚偽」が発覚してしまったということしか考えられ

ないのではないでしょうか。

行政書士が虚偽申請を指南したのであればともかく、そうでない場合にまで返金したり、成

功報酬だからと言って報酬を請求しないのでしょうか。

非常に疑問に思います。

 

 

男性看護師の表情のイラスト「疑問」

 

 

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