私は、約20年前から行政書士として建設業者様のお手伝いをしてきました。数多くの手続きをする中で「成功する人」はどのような方なのかについて感じたことをお話いたします。
- 社交的である
これは、建設業だけではなく、経営者だけではなく「人として」成功するには共通の事項であると思いますが、成功している方はほぼ当てはまります。
- 計画性がある
建設業として起業するにあたり、場当たり的ではなく、計画性をもって居ることが重要であると感じます。
何年も前から起業に向けて準備をし、資金も用意している人がいる反面、急な思い付きで預貯金もほとんどなく起業する人がいるのも事実です。
果たしてどちらが成功する確率が高いでしょうか。答えは明らかです。
- 誠実である
当たり前のことですが、工期を守る、法令遵守、品質の良い仕事をする。
残念ながらこの当たり前のことができていない人が多いという印象を受けます。
- 従業員を大切にする
建設業は、他の業界と比較しても「人手不足」が深刻です。従業員を「経費」として捉え、できるだけ安くという社長さんがいるのも事実です。
逆に自社で働く従業員の待遇改善を考えている社長さんの会社は業績が伸びている印象を受けます。
- 異業種に手を出さない
私の知る限りでは、建設業の方が異業種に進出した場合、かなりの確率で失敗しています。仮に、失敗したとしてもその失敗の責任を社長が取り、社長自身の給与を下げる等の対応をとるのであればよいのですが、最悪なのは、社長の失敗なのに従業員の給与や賞与が減額になる等の場合です。
最悪、組織崩壊につながりますので十分注意をしてください。
以上「建設業で成功する方の特徴」について参考にしていただければと思います。